2012年1月13日金曜日

今どきのミシンでやってはいけないことがあります。

 


ミシン本体の右横上部にある丸くなっている突起しているところをプーリーとかはずみ車と
呼んでいます(メーカーによって呼び方が異なったりします)。
手前に回すと、針が動くものなんですが、足ふみミシンや初期の電動ミシンを使っていた頃
厚く固いところへいくと、針が止まってしまい、よくここを(プーリー)手前に力を入れて回して、
一生懸命縫っていた時代がありました。
ただし、これをやってもよかったのは、重くて頑丈なミシンの時代だけです。
現在使われているミシンは、小型に軽量に作られています。持ち運びと収納が中心に
考えられ作られています。

ミシンが小さくなればなるほど、軽くなればなるほど、モーターも部品も小さかったり、細かったり
してきます、当然、重なった固いところになると、針が動かなくなります。
この時、力を入れてプーリーを回すと意外に早く壊れます。
ミシンを壊さないようにするにはどうしたらよいか、針が止まったときは、そのミシンの限界
なので、あきらめるのがこつです(あきらめたほうが耐久年数が長くなります)。
これ以外方法はありません。
(他に方法がないでもありませんが、それで良いかどうかが人によってさまざまなので)

例えば、“ぞうきんだけ縫えればいいから”とおっしゃる方が時々みえるのですが、
粗品で使われているタオル地とバスタオル地では、針の抜け具合が全然違います。
粗品タオルでも、両端のみみのところは固くなっている場合もあります。
(レッスンバッグの持ち手を縫い合わせたりするところも)
以外にこういうところで針が止まったりするので注意してください。

もし、これからミシンを買おうと検討してる方がみえましたら、今後どんな素材を縫われるのか、
重ねて縫うことがどのくらいの固さになるのかなどを想定した上で、それに見合ったサイズの
ミシンをお選びいただくといいかと思います。
ミシンが大きく重くなっていけば、貫通力も強くなっていくので、ミシン自体の力で重なった固い
ところも縫えていくのです。
(見た目だけで判断できないところもありますが、ミシンの大きさ・重さは、パワー・耐久性
 にある程度比例していますのでご参考まで)

もちろん、衣浦ブラザーではお客様のニーズに合ったミシンをお選びいただくお手伝いを
させていただいてますので、いつでもお気軽にご相談ください。




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